2024-08-13 エレンディラ登場
久しぶりに携帯からこちらにログインしたけれど、やはり携帯からの入力はそんなに便利ではないかもしれない。というのもカーソルが思うように動かなくて選択が難しい。iPhoneからだと空白キーを押し続けるとカーソルが動く機能があるのだけれどそれも効かないみたい。
ちょっとしたメモをこちらにしたいと思うけれど、さっと開いてさっと書く、というわけにはなかなかいかないな…。
それでも魅力的な場所なので好きですが。
アウレリャノがはまってしまう売春宿の娘は『無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語』(『エレンディラ』に出てくる娘(エレンディラ)でもある。こちらの物語でアウレリャノはウリセスという名前であり、アウレリャノとは違って海を知っており、彼の体からは船積みのオレンジの香りがする。彼はオレンジを剥いてその中に大きなダイヤモンドが埋まっているのを見せてやり、彼女を呪縛から解き放ち、そしてエレンディラは火の鳥のようになにもかもを振り捨てて飛び去ってゆくのだった。 南米や中東の作家の書くものを読んでいると、(ほぼ)同じ時代に生きていても世界を感覚するその根っこの部分が私とはまるで違っていて、こんなふうに文章になっているものだけでも鮮やかで入り混じっている世界をなりかわって感覚することができたらどんなだろうと、1ページごとに考えてしまう。